安保理決議を受けダルフールの反政府勢力が会合
【8月4日 AFP】スーダン西部ダルフール(Darfur)地方の反政府勢力は3日、国連安全保障理事会(UN Security Council)が国連とアフリカ連合(African Union、AU)の合同部隊派遣を決議したことを受けて、タンザニアのアルーシャ(Arusha)で会議を開いた。政府との新たな和平交渉および内戦終結に備えて、共通の立場を明確にし、統一戦線結成に向けて道を開くのが目的。会議は国連とアフリカ連合の主催で開かれたもので、リビア、エリトリア、エジプトといったシリアの近隣諸国と、少なくとも16の反政府勢力の代表が出席すると見込まれていた。
 アフリカ連合のサリム・アハメド・サリム(Salim Ahmed Salim)特使は、最終的な協議が行われる時期について「2か月以内」だと話した。
なかなか利害の一致をみず解決に向かわないダルフール紛争。今後の推移を見守りたいです。日本はなんとか力になれないのでしょうか。
ダルフール紛争/国際社会が結束してこそ 神戸新聞
世界最大の人道危機」といわれるスーダン西部・ダルフール地方の紛争が、ようやく和平実現に向けて動き始めた。

 国連安全保障理事会が、過去最大規模の国連平和維持活動(PKO)部隊を展開する決議を採択した。アフリカ連合(AU)が派遣している部隊との合同編成で、年内には権限を国連に一本化し、最大で二万六千人規模になるという。

 ダルフールでは二〇〇三年、アフリカ系住民の反政府勢力が武装蜂起し、政府に後押しされたアラブ系の民兵組織と衝突、民兵側が住民集落を無差別襲撃するなど、四年にわたって激しい闘いが続いている。

 紛争の実態は、スーダン政府と民兵による組織的な迫害とされ、二十万人以上が犠牲になり、二百万人が避難を強いられたという。AUが三年前、七千人の部隊派遣に踏み切った。だが、資金や要員不足などで、抑止効果は出ていないのが現状だ。

 国連は昨年、安保理決議を採択しPKO部隊派遣に動き始めたが、スーダン政府が反発。今回、部隊をAUとの合同派遣とすることで、受け入れが決まった。

 合同部隊は、市民や援助活動家の保護、部隊自衛のために「必要な行動を取る」強い権限を与えられている。虐殺行為を許さず、被害を広げないためにも、部隊の速やかな展開を進めたい。

 ダルフール難民は、国境を越えてチャドに及んでいる。紛争自体もチャドや中央アフリカに飛び火しつつある。深刻な事態を放置し、有効な手立てを打ち出せなかった国際社会の責任は重い。あらためて結束を固め、毅然(きぜん)と対応しなければならない。

 これまで足並みがそろわなかったのは、産油国スーダンとの経済関係を重視し、紛争介入に消極的だった中国などの姿勢が大きく響いたといえる。スーダン政府への武器供与も指摘される中国は、昨年の安保理決議採択に際して棄権している。

 こうした対応に批判的な欧米諸国からは、北京五輪ボイコットを示唆する発言も相次いでいる。中国は今年に入って、胡錦濤主席がスーダンに和平を働き掛けたり、ダルフール問題の特使を設けるなど、方針転換し始めた。当然の対応である。

 国連のダルフールPKO部隊には、日本政府も自衛隊の派遣を検討している、とされる。しかし、今のところ、政府がPKO参加五原則のうち「当事者間の停戦合意」などを満たしておらず、実現の可能性は高くないとみられる。日本としては、国連機関を通じた人道支援の強化など、和平を促す取り組みに徹すべきだ。





| アフリカ | 07:09 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
スポンサーサイト
| - | 07:09 | - | - | ↑TOP
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://starprince.jugem.cc/trackback/1549
トラックバック
CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< September 2017 >>
RECOMMEND
NEW ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
LINKS
PROFILE